FEATURE
より良い肉を求めて Activity
美味しい肉に多角的な視点から挑んでいく
私たちは、精肉業として古くから様々な時代を経験していますが、いまでは、お客様の好みも多様化され、美味しい肉の定義は業者側が決めるのではなく、お客様一人ひとりが決める時代になったと思っています。誰もが良い肉として想像しやすいのは、上質な脂がのった霜降りの肉だと思いますが、全ての人がそうではなく、脂身が少ないいわゆる赤身肉が一番美味しいという人もいます。このように様々な美味しいが存在する時代において、私たち生産する側・提供する側もこれまで通りではなく、常に美味しい肉とはなにかについて挑んでいく必要があると考え、一つの試みとしてグラスフェッドビーフへの挑戦を始めています。
まだ見ぬ肉を求め天然牧草での飼育への挑戦
グラスフェッドビーフとは、天然の牧草で牛を育てる方法です。肉の味は、牛が育つ環境そのものを反映するため、自ら牛を育てることに挑戦するにあたり、NIKUOとしてのこだわりを反映できると考えたからです。牧草を食べて育つため通常の牛舎内での飼育と異なり、広大な牧場が必要となるため効率は大変悪いのですが、その分、健康的な飼育ができます。特に石川県の能登半島の気候や地形は、こうした飼育方法に適した特徴を備えています。まだ挑戦を始めたばかりですが、まだ食べたことのない美味しい肉をお客様に提供できるよう、粘り強く取り組みを続けていきたいと思っています。
肉にまっすぐなNIKUOを目指して
私たちNIKUOができるのは、お客様に本当に良い肉を通して、それぞれの美味しいを見つけていただくことです。そのためにもお客様の選択肢を作り続けることが大切だと考え、丁寧な精肉を行ってきました。近い将来にNIKUOが飼育から精肉のすべてのプロセスに携わった肉という、今までにない選択肢が生まれることで、より一層お客様との信頼関係を築いていけるのではないかと思っています。一人ひとりのお客様のために、健康的で美味しい肉を。NIKUOはまだまだ進化していきます。